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香港の所得税 [香港 生活]

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香港は非常に税金が安い街です。
地方税、住民税、消費税いずれも存在しません。
物品税の大半は存在しない正に町中が免税店なのです。


香港の所得税(薪俸税)の税率は
2種類ありまして、累進課税と一律の標準課税。
給与所得税は、1と2のどちらか低い金額が給与所得税額となります。
1、課税所得に標準税率をかけた金額
2、課税所得より人的控除金額を引いた額に累進税率を乗じた金額
大抵の人は2になる事でしょう。

標準課税率 一律15%
累進税率は以下の通りになっています。
所得が~HK$30,000まで  所得税率2%
所得が次のHK$30,000まで 所得税率7%
所得が次のHK$30,000まで 所得税率12%
所得がHK$90,001以上   所得税率17%

基礎控除(未婚) HK$108,000
基礎控除(既婚) HK$216,000
寡婦(夫)控除 HK$108,000
子女控除/第1~9子(各々)HK$ 50,000
学費控除 HK$12,000
住宅手当に関しては、年収の「10%」として計算してくれるので、
HK$25000の給料+5000ドルの住宅手当の場合には
HK$30000×13=HK$39,000の年収になりますが、
HK$25000×13+10%=HK$328,250で計算してくれます。

香港の所得税は秋に請求書が来て冬が納付期限になっています。
冬にはダブルペイといって給料を2ヶ月分くれる
ボーナスのような習慣があるのですが、
喜ぶのもつかの間、このお金で大抵の人は税金を払います(泣)
前年度の途中から就職したりした場合には
それだけでは足りない場合もあるので、
大抵の人は月収の2割は強制的に積み立てて税金対策にします。
それだけ貯めておくと日本に帰るのも楽ですしね。

香港で税金を滞納すると怖いのが「出国不可」システム。
香港に住むと発給される「香港IDカード」が
税務署のシステムと連動してるので
納税期限を越えたまま出国が出来ないようになっているのです。
(IDカード発給時にパスポートと連動してますしね。)
これはかのヤオハンが倒産した際に大量の日本人が失業に伴い納税せずに
出国したからとか言われていますが、本当ですかねぇ?
また日本と香港には租税条約も結ばれていますので、
香港で税金を申請した場合は日本で所得税などを払う必要はありません。

この税法のお陰で得しているのは高額所得者なのはもちろんですが、
所得の低い人も得しています。
この控除額結構高いと思いませんか?
子供二人の夫婦ですと、HK$316,000(4,424,000円)まで無税ですよ?
香港では60%近くの人が所得税が無税なんですって。
一番損をするのは中途半端に稼いでる外国人の独身者なのですよ......
それでも、日本よりは安いですしいいと思っています。(強がり)

夏が終わると請求書の季節。
結構、ヒヤヒヤしている左近寺なのでした。



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