香港の銀行で口座を開こう [香港 金融機関]
日本を離れて思うのは、
つくづく日本の銀行のサービスって悪いなぁと言うこと。
世界の金融センター香港にある銀行のサービスは先進的です。
口座には日本と同様に
現地通貨の普通預金口座（saving account）
現地通貨の当座預金口座（checking account）
現地通貨の定期預金口座（fixed deposit account）
外国通貨の普通預金口座（foreign currency saving account）
外国通貨の定期預金口座（foreign currency fixed deposit account）
などがあります。
現地通貨（HKD）の普通預金口座（saving account）であれば、
HSBCや恒生銀行でははHK$5000程度の現金と旅券を持っていけば
基本的には開設が可能です。
ただ、本店は最近口座開設が厳しいので「灣仔」「銅鑼灣」などの
支店を狙っていきましょう。
ダメだったら他の支店に行けばいいのです。
旅券の他にも身分証明書がない？と言われた場合には
日本の銀行の残高証明書、国際免許証、香港の学生証、
有効なビザのステータス（居住者なら.....）、
若干反則ですが、日本発行のクレジットカードなども出してみましょう。
熱意を示すと動いてくれる香港人って結構多いですよ。
日本の銀行の残高証明書は日本語でしか発行してくれないそうですが、
ソニー銀行だと英文でもただで発行してくれるので
口座を作っておくのもいいかもしれません。
香港ドル普通口座で良ければ恒生銀行（ハンセン銀行）の方が
敷居が低いので、恒生銀行で開設するのもお勧めです。
必要書類はHSBCと同様です。
通帳もキャッシュカードもその場で発給してくれます。
ただ、金曜日の午後は忙しいためにキャッシュカードは来週！なんて
言われる事もありますので、
急ぎの滞在の時には必ずいつキャッシュカードが出来るか聞きましょう。
申込書に書くのは在住している場所ですから、
大抵の人は日本の住所になるでしょうから、
郵送物は香港から日本までやってきます。
いずれの銀行もキャッシュカードはMondexかCirrusがついているので、
買物から預金の引き出しまで世界中で行えます。
また、香港では携帯電話やオクトパスに入金も出来ます。
先日書いた通り香港で引き出すときは24時間手数料無料！
それになんといっても最大のメリットは両替手数料がタダになること！
最低残高（1000B）を下回る場合や、１年以上資金運用がない場合には
口座が閉鎖（block）されることもありますが、
海外によく行く方は残高を残しておいた方がいいでしょう。
世界中に利用可能なATMはいくらでもありますし、
日本の郵便局やセブン銀行で引き出しが可能です。
他にも、HSBCにはPower Vantageという総合口座があります。
HKD普通預金、当座預金・外貨普通預金、定期預金の預け入れが出来る上に、
香港株（Equity Investment）、ミューチュアルファンド（Mutual Fund）、
債券（bond）、金（gold）の購入ができます。
小切手（cheque）の発行の他に、
VISAゴールドカード（VISA gold card）の発行も行っています。
他にもSmart Vantageという種類の総合口座もあります。
Power Vantageの場合はHKD$200.000.以下の残高になると手数料が必要。
ですので、ふらっと旅行者が使う口座ではなく
資産運用の事を考えている人が開設する口座です。
またゴールドカードの会費は別途必要。
年会費はHK$550.（Annual membership fees are HK$550.）
条件は担保としてHK$50000以上の定期預金作成。
利用限度額は定期預金の80%となっています。
通常の場合、カード発行までは1ヶ月かかります。
ただ、面倒なのが申し込みをした支店まで
カード発行3週間以内に再度行かなくては行けない事。
担保のHK$50,000というのも結構な金額です。
Power Vantageを開設しても
ゴールドカードを作るのはちょっとハードルが高いかも。
更にHKD$1.000.000以上の資産を運用する場合には
HSBC Premierという口座システムがあります。
日本のHSBC Premierでは最低残高が1000万円ですが、
若干手数料が高いので香港で口座開設する価値はまだあるのでしょう。
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