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雷曼兄弟と日本国債 [香港 金融機関]

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相変わらず混乱の続く市場ですが、
密かにこんなことも起きていました。
これは日本に直接影響がある事ですから、
記録という意味でも全面掲載します。

国債1287億円、発行できず=
異例の事態、リーマン破綻で−財務省
(時事通信社 - 09月18日 03:01)

破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズの日本法人、
リーマン・ブラザーズ証券が落札した
2年物国債と政府短期証券(FB)について、
同社から期日までに払い込みがなく、
発行できなくなったことが17日明らかになった。
未発行額は2年債が約817億円、FBが約470億円。
財務省は「国債発行計画を見直すほどの規模ではない」(理財局)としているが、
民間金融機関の破綻で国の歳入に欠陥が生じるのは異例だ。
2年債は8月28日(1兆8493億円)、
FBは9月10日(4兆4639億円)にそれぞれ入札があり、
リーマン証券が一部を落札。
いずれも9月16日が代金の払込期日となっていた。

この規模でも「見直す程の規模ではない」と余裕綽々の財務省ですけど、
これからの事を考えると日本国債すら購入を躊躇せざるを得ない状態な訳で。
元々、日本国債は東京の地震災害にあった場合に対するリスクも高いので、
他の先進国に比べると低い評価です。
(S&Pが最高位から2番目のダブルA、ムーディーズが21段階中4番目のAa3)
また、小渕政権が発行した国債40兆円の多くが
2008年に償還期限を迎えるのですが、
これによって2008年問題と呼ばれる国債危機が起きるかも?
という懐疑的な目もまだまだあるように個人的には思います。
一応、対策はしているようですが
御得意の「想定外」の一言で済まされてもおかしくない国ですからね。

日本国内では「信頼」があるという事で、人気の根強い国債ですけど、
こういうことが起きていると言う事で改めて書いてみました。
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