SSブログ

雷曼兄弟倒閉 [香港 金融機関]

Lehman.jpg

昨日、この文字を何回見た事でしょう。
雷曼兄弟(リーマンブラザーズ)倒閉(倒産)という意味ですが、
雷曼兄弟という表記はちょっと面白いですね。

今回ニュースに上がった主な金融機関の中国語表記ですが、
下記のように表記します。
これらは香港での表記になります。(大陸では違う可能性があります。)
美國國際集團/AIG
紐約美隆銀行/ The Bank of New York Mellon
美林/Merrill Lynch
美銀/Bank of America
花旗香港子公司/Citi Bank Hong Kong N.A.
日本青空銀行/あおぞら銀行

とある新聞の見出しではこのような表記になっていました。
雷曼失救 美林得救 (リーマン経営破たん メリルは破綻を避けられる)
美銀斥資 3900億元併購(バンク・オブ・アメリカがメリルを3900億ドルで合併へ)
報道を見るとこの3900億ドルは香港ドルでしょう。

そして、ついにこういう事も現実になりました。

[東京 16日 ロイター]
米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破たんしたことで、
同社発行のサムライ債(円建て外債)がデフォルト(債務不履行)となった。
サムライ債のデフォルトは
2001年12月のアルゼンチン債以来、6年9カ月ぶりとなる。
発行残高は5銘柄・発行総額1950億円。
複数の起債関係者によると、
リーマン・ブラザーズが保有する
全体の資産残高がはっきりしないため、
サムライ債がどの程度弁済されるのか、現状では見通しにくい。
財務代理人はUFJ銀行、東京三菱銀行、みずほコーポレート銀行が担当。
内訳は、
第4回債(償還2008年12月19日)は発行額250億円、
第5回債(2010年10月26日)は420億円、
第6回債(2012年6月5日、固定利付)は560億円、
第7回債(2017年6月5日)は220億円、
第1回債(2012年6月5日、変動利付)は500億円。

アルゼンチン債の時には
東京三菱銀行と新生銀行が管理会社を務めて、
野村、大和、日興や外資系の証券会社などが販売したはず。
今回証券会社の名前は出ていませんが、どうなっているんでしょうか? 
いずれにしても、ますます、資金が低利でも安全な方向に移動するでしょうから、
株式、長期債券市場は一時的にかなり下落するでしょう。
日本政府は「ふふん」さんがもう辞めたつもりで呑気でいるし、
(百貨店で奥さんと優雅にお茶して美術展にいっていたとか。)
報道も某政党の陣取り合戦ばかり目立つように思うのですが、
こんな緊急時に何をしているのだか......

香港では日本以上に株式に対し敷居が低いので、
株式を購入している人が多数います。
この為、経済誌でない新聞や雑誌でも
株式のニュース解説などは日本の比ではありません。
それだけ、日常に密着しているだけあって、
今回のニュースも日本以上に報道がきめ細やかな気がします。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

金融不安雷曼兄弟と日本国債 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。