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香港で家を借りるには..... [香港 生活]

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日本ではやれ保証人だなんだかんだとありますが、
ここ香港ではお金さえあれば借りるのは簡単。
大概の物件では保証人不要ですし。


香港のマンションですが、「一部屋ごとに」オーナーが違います。
従って、同じ階の同じ間取りの部屋を借りても値段が違う事も。
当然、オーナーの善し悪しによって快適さが段違い。
ですので、部屋は良くても大家がちょっと癖がありそうなら
他の部屋を当たった方がよいでしょう。

また、部屋の広さは呎/Sq/SFという単位で表します。
1sq.ft.=0.093㎡ですから、1畳は約17.79sq.ft.になります。
香港のマンションは高層と価格の割に面積が特徴に上がりますが、
日本では当たり前のようにある収納スペースがない事も多く、
俗に「アマ(メイドさん)部屋」と呼ばれている3畳ほどのスペースか
複数あるバスルームを収納スペースにする事が多いです。

日系の不動産会社で安い物件をまず取り扱わないので、
HK$10000以下の物件を探す場合には
地場の不動産会社を当たる事になります。
探し方は、日本のように「住みたい街」の不動産会社をあたる方法と
実際に住みたい物件にいき、管理人から家主を紹介してもらう方法が
ありますが、後者の方法は小規模な大廈(ビル)ならいざしらず、
太古城のように大規模な住宅街ではあまり賢い方法ではありません。
また、圧倒的な貸し手市場の香港ではネットや紙媒体の不動産情報は
もう「終わっている」物件が多いので「相場の目安」にしかなりません。

気に入った物件があった場合仮契約を結びます。
この時に手付け金として1ヶ月分の家賃を入れておくのが慣例です。
また、契約書は英文と中文で書かれます。

家賃については、日本よりも柔軟に交渉が出来ます。
香港では家具や家電がアパートについているのが当たり前ですので、
この家具をつけるかわりに家賃はいくらで.....だとか、
逆に、家電は要らないから家賃を下げてという感じで交渉が出来ます。

敷金はありますが、礼金はないのが普通。
敷金は通常家賃の2ヶ月分になります。

また、日本と大きく違うのは契約期間の概念ではないでしょうか?
通常2年契約が一般的で、1年以内は解約不可。
万が一1年以内で解約する場合には「1年分の家賃をフルで払う」のが義務。
最初から契約で1年未満の退室を違約金抜きで認めさせる事も
出来ない訳ではないのですが、そのような物件は家賃が割高です。
多くの場合、2年目より2ヶ月前の事前通告で解約可能という契約に。

家主によっては、解約2ヶ月前より家賃を取らないかわりに
敷金を返さない契約にする事もあります。
通常は、敷金に普通預金程度の金利をつけて返すのが慣例となっていますので、
金利分損はしますが、退出時の煩わしさがないので個人的に好きな契約方法です。

香港独特の制度としてRates(レート)とよばれる不動産税があるのですが、
政府が設定した年間賃料(実際の賃料と違う場合が多い)の5.5%を
3ヶ月に1度、4期に分けて支払う制度。
この不動産税も香港ではテナント負担になる事が多いのですが、
これも交渉で大家持ちにさせる事も可能。
その場合、管理費はテナント負担になる事が多くなります。
土地使用税は家賃に含まれている事が多いです。
電話代、その他光熱費は日本同様テナント負担になります。
香港は夏が長いので、電気代の預金を冬のうちにぜひ。

契約には不動産屋もしくは弁護士立ち会いになります。
弁護士立ち会いにした場合、弁護士費用は大家との折半に。
香港の不動産屋は日本の不動産屋よりも権限が弱いので
個人的には弁護士立ち会いでの契約を薦めます。
必要なのは契約書と印紙。
身分証明はパスポートだけでこと足りました。
仮契約の内容と本契約の内容が変わっていないように
充分確認をするようにして下さい。
一度サインをした時点で、契約成立になってしまいますから。

入居後に水が詰まった、家電が使えない!(大家所有のモノであれば)
など部屋に関するトラブルが発生した場合は
地場の不動産会社で契約した場合、
多くの場合自身で大家に直接連絡を取る事に。
日系の不動産会社で契約した場合には不動産会社が間に入ってくれます。

トラブルで多いのは水回り。
下水管が、日本よりも細いのでとにかく詰まりやすい。
香港では、トイレの水に海水を利用している為に
金具が腐敗して流れが悪くなったり、タンク内部の故障が多くなりがちです。
それと、クーラーは香港では命綱。
コマめにフィルターの掃除などもしましょう。
電気代も節約できますしね。

万が一の時のために、必要なモノですが、
吸水コップ(カッポン)、パイプクリーナー、ドライバー、ペンチ、
金づち、ラバーハンマー、各種接着剤は最低限用意しましょう。
それに台風で雨漏りや水漏れが多い香港ではラバーセメントも必需品。
これらはIKEAや雑貨店、$10ショップで売っています。

香港は携帯電話の普及率が100%近い事により
情報伝達が非常に早く出来る上に、
公共交通機関も充実している事から、時間を問わず駆けつける事が可能。
トラブルが起きても、解決までの時間は日本の比ではありません。
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Morris

はじめまして、これは私が香港のセントラル九龍地区の不動産業者です、モリスです
香港の移転や不動産賃貸に特化し
モリス
電話番号: +852 95534905
アップルIMessageが: +852 95534905
Whatsapp : +852 95534905
微信: +852 95534905
SkypeID : morrislawhk
電子メールアドレス: morris.law@me.com
代理店手数料が必要とされる(家賃の通常50%)
2年間のリースは、最初の年は固定され、二年目は、柔軟で任意です

by Morris (2015-11-03 14:50) 

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